タコクラゲポリプ水槽がそろそろ限界だったので、リセットしました。
リセットというのは、別の水槽にきれいな海水を入れて、ポリプがついている基質だけを引っ越すことです。
しかし、大部分のポリプは水槽の壁面、底面についています。
さらに、プラヌロイドで殖えるポリプなので、飼育水の中にもプラヌロイドがたくさんいます。
エフィラもたくさんいたので、救出し始めました。
しかし、プラヌロイドの救出は困難です。
プラヌロイドを救出するには、水を捨てないということになるからです。
そこで、ポリプ販売にこの水を期間限定でセットすることにしました。
ここでプラヌロイドって何?という方へおさらいです。ご存知の方は以下の青い字部分は飛ばしてください。
販売については以下の説明の下にあります。
クラゲは有性生殖では受精卵ができ、それがプラヌラ幼生となり、海中に泳ぎ出ます。そして岩などに固着してポリプに変態します。
クラゲのポリプは無性生殖で増殖します。その方法にはいくつかの種類があり、タコクラゲやサカサクラゲのポリプはプラヌロイドで殖えていきます。
プラヌロイドはプラヌラ+オイド、つまりプラヌラのようなものという意味です。
オイドについてはアンドロイドで聞いたことがあるかと思います。
アンドロイド(android)はギリシア語のandro-(人、男性)と接尾辞-oid(-のようなもの、-もどき)の組み合わせで、人に似せて作られた存在のことです。
同じ意味のものに、ヒューマノイド(humanoid)があります。英語のhuman(人)と-oidの組み合わせです。
プラヌロイドはポリプにイボのように発生します。そして、それがはずれて泳ぎだし、プラヌラと同じようにどこかに固着してポリプに変態するのです。
壁面のポリプをはがし、ぐるぐるかき混ぜた水を260mlの培養フラスコに入れてお届けします。
到着までに海水とポリプ水槽とブラインシュリンプエッグを用意しておいてください。
水槽は小さなもので十分です。ただし、2Lくらいは入るものにしてください。
ブラインシュリンプエッグは先に海水で少量孵化させておくと、到着してすぐに給餌することができます。
届きましたら、水槽に培養フラスコの中身をすべてあけてください。
ポリプは最低10体は入っています。
プラヌロイドは数えられませんが、多分たくさん入っています。
今の時期はポリプからエフィラがでます。
エフィラは救出して水流のある容器で飼育してください。
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