No Comments

 

ミズクラゲは水流のある水槽で飼育しています。

それほど大きくはありませんが、他の水槽が17~20cmのところ、ミズクラゲ水槽は幅が30cmあります(高さも30cmで奥行が20cm)。

1/4~1/5くらいのところをパンチングボードで仕切り、そこから水を吸い上げ濾過して、クラゲエリアに落としています。
これによって水槽内に水流が発生します。

パンチングボードがないと、水と一緒にクラゲも吸われてしまうので、このスペースはもったいないけれど大切なのです。

しかし、もとより部屋が狭いので、このデッドスペースも有効活用したい・・・ということで、ミズクラゲを水槽に入れる時にここをライブロック維持場所にしました。ライブロックはウニの餌になります。

ミズクラゲは冬にストロビレーションを起こさせてエフィラを発生させ、だいたい夏の厚さで縮んでなくなってしまうのですが、今年はもう10月も終わろうというのに、まだ生存しています。

ライブロックも取り出すタイミングを逸したままになっていました。

今朝、そこにヨコエビとケヤリムシを発見!

最初はパンチングボードの孔に何か詰まっているようなので、よく見たらヨコエビでした。
デッドスペースで生まれ(つまりライブロックから発生し)、クラゲエリアに泳ぎ出さんとして孔に詰まったようです。

 

きらら舎

いつもは保管しているライブロックなんて気にしていなかったのですが、こんなことがあったので、よくみたら、ライブロックから何やら生えていたわけです。

 

ケヤリムシ/きらら舎

最初はイソギンチャクかと思ったのですが、茎の部分が管になっている・・・この管はケヤリムシの棲管だと思われます。

驚かせるとシュッと管の中に引っ込んでしまいました。

 

【 ケヤリムシ(毛槍虫)】
環形動物門
多毛綱
ケヤリムシ目
ケヤリムシ科

英名/feather duster worm

ケヤリムシ(の立派な成体)はペットショップやネットでも販売されています。

 

ライブロックエリアをさらによく見ると、水槽壁面やパンチングボードに小さな白い粒がたくさんついています。

そこでパンチングボードからクラゲエリア側へ突出している白い粒を、まずは長いピンセットで採ってみようと試みました。

ガリッという感触。

ピンセットでは砕けてしまいそうなので、爪ではぎ取ることにしました。

石灰質って感じです。

ケヤリムシの中で特にハードチューブという棲管が硬いものがあるようですが、おそらくその種類でしょう。

爪でひっかくと、爪の間に挟まりました。

そのまま取り出し、シャーレに移しました。

ケヤリムシはワレカラと同じ理由で水流が必要です(水流によってエラに酸素が供給される)。シャーレの中では厳しいかもしれませんが、ワレカラほどの水流量は不要みたいなので、観察するためにとりあえず1個体を入れました。

 

ケヤリムシ/きらら舎

1.5mmほどの円盤に小さなカップがついているといった状態。

ケヤリムシ/きらら舎

カップは伸びて棲管になるのでしょう。

 

裏、つまりパンチングボードについていた面を見てみましょう(シャーレをモバイル顕微鏡の上に乗せて撮影)。

ケヤリムシ/きらら舎

渦巻です。

 

上の写真の小さな粒はシオミズツボワムシです。

とりあえず、入れておきました。

ケヤリムシ・・・
成長の段階が見れたら楽しいんだけれど。

今、わたしが小学生だったら、絶対自由研究はこれだなというテンションです(と、いいつつ、いろいろ題材は尽きませんが(笑))。

 

ケヤリムシ マイブーム・・・と、いうことで、今朝も観察してみました。

ケヤリムシ/きらら舎

本日のケヤリムシくん。
まあ、昨日と同じですw

ケヤリムシ/きらら舎

パンチングボードについている子たち。

少しづつ棲管が伸びているのがわかります。

 

ケヤリムシ/きらら舎

よく見るとライブロックにも小さな個体があります。

どうやって殖えるのかのちほど、ネットや書籍で調べてみたいと思います。

 

2019年11月3日(日)

ケヤリムシ発見から3日が経過しました。

4cmシャーレで観察している個体(シャーレに入れっぱなし)はちゃんと生きています。

ケヤリムシ/きらら舎

ケヤリムシ/きらら舎

わかりづらいですね。ニューっと出てきて、驚かせるとヒュッと引っ込むのです。

ニューっとでるところは動画撮影してみました。

しかし、直径2mmなので、なかなか撮影は難しいです。

 

ケヤリムシをネットで検索しても、成体の写真ばかりで幼体や成長の仕方がわかりません。産卵と放精という唯一生態がわかる動画がありましたが、ライブロックからの発生なので、それとは違う殖え方だと思うのですが、まだ解明できません。

パンチングボードにはさらに白い粒が増えています。

それから、ウミケムシやスピオゴカイみたいなものもいました。

スピオゴカイ/きらら舎

スピオゴカイは2本の鞭のようなものをゆらゆらさせていて、驚かせるとこちらもヒュッと下の筒に引っ込みますがケヤリムシよりはビビりじゃないみたいです。

 

2019年11月11日(月)

ケヤリムシ発見から11日が経過しました。

4cmシャーレに移したもの。

ケヤリムシ/きらら舎

水換えを毎日していなかったら、すっかり台座部分に苔が生えてしまいました。

しかし、成長している棲管部分は白いですね。

 

ケヤリムシ/きらら舎

スマホにモバイル顕微鏡をセットしてしばらくすると、管から出てきました。生きているようです。

ケヤリムシ/きらら舎

見づらいですが、鰓冠が拡がりました。

Categories: 生物室

About the Author

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です