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オオクワガタの幼虫を無料で提供してくださる方があり、FaceBookグループ「きらら舎生物部」にクワガタ組を作りました。

しかし、FaceBookグループは非公開なので参加されないと投稿が読めません。それで、グループに参加はしたくないけれど、クワガタに興味がある方用にきらら舎一号館でも情報発信していきます。

現在、個人的にはニジイロクワガタを飼育しています。本当は虫は苦手なんですが、なぜかダンゴムシ(白色限定)とかホタルとか大丈夫なものもあります。

苦手ですが昆虫のフォルムは素晴らしいと思っています(怖い部分もあるけど)。

 

>>きらら舎生物部

 

オオクワガタ到着しました。

>>きらら舎生物部

全頭、譲渡完了しました(自分の分は6びん確保w・・・後、ほしい人が続出し、4びんになりました)

 

無料ですが、転売、無断譲渡禁止です。飼えなくなった場合は返却してください。


 

さて。クワガタ組で何をするかというと・・・・・

  1. 成長の写真を撮る
  2. (体重測定をしながら観察記録を録る・・・思ったより早く蛹になりそうです)
  3. (菌糸びんを自分でつくる・・・ペアリングした子供用なのでまだ先)
  4. 幼虫のオスメスの判別
  5. 蛹室(ようしつ)の観察
  6. 露天堀り & 人工蛹室 実験
  7. ペアリング(※)
  8. 産卵木の準備

・・・・・

※持って行った個体がすべて同性の場合は、トレードもします。

 

それでは、時期に合わせた飼育方法などをこのページに(増えたら別ページに書いてリンク)綴ってまいります。

観察日記は別ページに綴り、以下にリンクをはっておきます。


飼育マニュアル

ネットにいろいろ飼育されている方の記録などがあるので合わせて参考にしてみてください。

 

届いた容器(幼虫入り菌糸びん)の管理の仕方

 

*容器には系統が書かれています。

*菌糸びんの菌糸はオオヒラタケのものだそうです。

通気がよく30℃を超えない場所にびんをおいてください。気温が30℃いかなくても直射日光があたる場所などだと危険です。

湿気が多くて通気が悪い場所だと菌糸びんにかびが生えたりするので、これも要注意です。

羽化まではこのままでいけるとのことでしたが、本来白い菌糸びんが、幼虫が喰い進んで60~70%茶色になったら交換が必要です。

ただし、この段階で幼虫が蛹室を作り始めていた場合は、そのままにしておきます。

大型のオスだと幼虫のまま2年経過することもあるので、到着してから2か月経過しても喰い進んでいたら、そろそろ交換と考えたほうがよいです。

菌糸びんの白色は、白色腐朽菌と呼ばれるタケ菌によるもので、菌がオガクズを分解する際に出すリグニン、セルロースなどの分解酵素を体内に取り入れて腸内細菌の力で糖質に変換することによりクワガタ幼虫は大きく育ちます。

しかし、菌がオガクズを分解する際には、水や二酸化炭素も出します。そのため3か月くらい経過すると菌床自体が劣化してしまいます。菌床が劣化しているタイミングで蛹室を作ると、その後、劣化がすすんで羽化に影響します。

交換は800~1300cc(※)のヒラタケの菌糸びんを購入し、幼虫を移します。

※個体サイズによって異なります。持っていかれたびんのサイズより大きなものを選んでください。

 

専用のシャベルとか幼虫スプーンなども売っていますが、わたしは100円ショップの小さな園芸用シャベルと、バースプーンです。

ただし、オオクワガタだと大きな菌糸びんなので、100均で長いスプーンが見つからなかった場合は、専用のスプーンを購入したほうがよいと思います。

 

クワガタ/きらら舎

これはニジイロクワガタですが、スプーンは同じバースプーンです。

マット飼育から菌床飼育に移行するところです。

引っ越しの様子は「ニジイロクワガタの引っ越し」をご覧ください。

菌糸びん交換の参考になれば・・・・・

 

*マット飼育・・・栄養素(小麦粉やフスマなど)を加えたクヌギなどのオガくずを発酵させたものを容器に入れ、その中に幼虫を入れて育てる

*菌床飼育・・・キノコ栽培で使われる「菌糸ビン」をクワガタムシの飼育に使った方法です。殺菌したオガクズに栄養素を加え、オオヒラタケやカワラタケなど特定のキノコの菌糸をビンの中で培養したもので、これに穴をあけて幼虫を入れて飼育します。

今回のオオクワは菌糸びんかマットびんに1頭づつ入っています。マットびんの場合は、全体が均一に茶色をしています。

幼虫から蛹になる

ぐにょぐにょ動いていた幼虫。やがて蛹室(ようしつ)を作り始めます。

蛹室は喰い進む隧道より空間があり、そこでずっと移動しないので蛹室だとわかります。やがて6本の脚と顎が動かなくなります。前蛹(ぜんよう)という状態です。腹筋をするように動いても脚と顎が固まっていたら、前蛹でそろそろ蛹化するということです。

 

びんの外から見えることが多いのですが、わからないまま蛹になってしまっていることもあります。複数を飼育している場合は、他の個体の状態から推測します。メスのほうがオスよりも早く蛹化し、羽化する傾向にあります。

しかし、わたしは心配性なのと好奇心から、確実に蛹になっているはずの時期にも外から蛹室が見えなかったら、掘りだしてしまいます。これを露天堀りといいます(露天掘りで育てるのは手間がかかります)。

露天堀りは前述のバースプーンで少しづつ掘っていきます。掘るというより削っていくというイメージ。やがて、蛹室に届き、穴が見えたら、どんな状態なのかを小さな穴から確認します。

前蛹か蛹になっているようであれば、天井部分だけを蛹(か前蛹)に触らないように崩します。

一旦、蛹(か前蛹)をスプーンで取り出します。そして、蛹室の中に入り込んだ屑を奇麗に取り除きます。この時、部屋をすべて壊してしまわないように注意します。

そして、蛹(か前蛹)を穴に戻します。

スプーンで移動する際に急に動くことがあります。動いて落下しないように移動距離は極力短く、落ちても大丈夫なように、スプーンのすぐ下に取り除いたものを乗せた皿などでサポートしながら移すと安心です。

露天堀りは観察しやすいので楽しくはあるのですが、乾燥しやすいので、湿度の管理が大変なことと、蛹室内に落ちたゴミによって羽化不全になりやすいので、安易に行わないようにしてください。

 

びんの底に蛹室を作ってしまった場合

びんの底に蛹室を作ってしまう個体が時々います。

びんの底から蛹室の一部が見えているという状態であれば、それほど問題はありません。

しかし、角の部分・・・つまり、蛹の背中と側面がびんにあたっている場合は要注意です。

蛹は仰向けになっていますが、羽化をする時には蛹がうつ伏せになります。

しかし、うつ伏せになるためには足がかりになる部分が必要で、びんだと爪がひっかからず、反転出来ずに仰向けのまま羽化をすることになります。仰向けの状態では、うまく羽を伸ばすことが出来ず、かなりの確率で羽化不全になってしまいます。

この場合は、通気を確保出来る角度で、かつ蛹が菌床又はマットに直に接することが出来て、羽化時に反転出来る足場を確保出来るようにびんを逆さにして斜めに置くとかなり羽化不全を防ぐことが出来ます。

人工蛹室にチャレンジする場合、園芸用のオアシスの中央を蛹の長さの約2倍、幅は1.3倍 深さは約2倍に繭の形になるように切り取り、さらに全体的に緩やかなカーブになるように指で押して整形します。

その後水に10秒ほど浸け、引き上げて、水滴が落ちなくなるまで水を抜きます。

それをプラケースなどの飼育容器に入れます。

次に、瓶から前蛹または蛹を慎重に取り出します。急がずゆっくり慎重に取り出して下さい。取り出した前蛹や蛹には菌糸びんのカズが付着していますので、そっと息を吹きかけて吹き飛ばして下さい。

そして蛹室にそっと入れて完了です。

慣れていないとリスクが高い処置方法なので、逆さま作戦をお勧めします。

逆さまにした時に空気孔を確保することだけ注意してください。

 


羽化から後食まで

クワガタやカブト、蝶など、幼虫から蛹という段階を経て成虫になることを完全変態といいます(生物部では変態という単語がしょっちゅう出てきますね)。

これは、幼虫時代と成虫時代で食べ物が全く変わるため、それに合わせて体の構造も大きく変える必要があるのです。よく、蛹の中では一旦溶けてドロドロだという話を聞きますが、実際に幼虫時代の脚を動かすための筋肉は蛹の中では一旦溶けてしまいます。その後翅などをつくるために使われます。

このようにからだのさまざまな部分を壊したり作ったりするために、壊される部分は小さなバラバラのかたまりになって体の中に散ってしまうので、クリーム状に見えるのですが、実際には同時に作られた部分や筋肉などもちゃんとあります。

おなかは時々動かしていた蛹がほとんど動かくなり、やがて、今度は急に動くようになります。腹の中心に線が見えてきて、蠕動運動のような動きをすると、頭から羽化が始まります。

羽化して成虫になっても、まだおなかが固まっていなかったりするので、1~2か月は蛹室の中でじっとしています。食事も採りません。放っておけばやがて出てきますが、びんの外から蛹室が見え、羽化して1か月経過したら、掘り出してみましょう。

蛹室が上になるように壜を傾け、バットの上で蛹室のない方から少しづつ掘っていきます。蛹室部分に到達したら天井を崩してバットの上にクワガタを出します。びんを斜めにしてクワガタをバットの上の掘り出した屑の上に落とすイメージです。

予め用意しておいた、成虫用の容器に移して完了です。

この段階で一応昆虫ゼリーはおいておきますが、実際に食事を始めるのはさらに1か月くらい後になることもあります。

または、蛹室が深い所にあれば、菌糸びんの上の部分を数センチ除去し空間を作り、自分で出てくるのを待ちます。昆虫ゼリーをここに置いてもいいです。

成虫になってもすぐに食事はせず、1か月以上経ってから始めて餌を食べ始めることを後食といいます。

成虫用の容器などについては、また後日、ここに加筆します。

ゼリーを無駄にしないためにも(笑)、FaceBookグループきらら舎生物部で情報交換をしてみてください。

 

>>きらら舎生物部

Categories: 生物・植物室

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かよこ さとう ()

Website: https://kirara-sha.com/

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