大きな水槽がどかん!とある広いお部屋に憧れますが、実際には無理。
それに大きな水槽は管理が大変です。
それで基本は小さな水槽(容器)で1種類だけの生物を飼育しています。
持ち上げられて、気軽に洗えるのがよいです。
ただし、タイドプール水槽にはいくつかの生物が共存しています。
「タイドプール水槽/ウニ」は、夏以降、水槽をリセット(※)するたびにコシダカウニが放精・放卵をしてしまっていました。
コシダカウニのシーズン(ウニが精子・卵を蓄える期間)は7~8月と言われているのに、11月になってからも放精・放卵しましたが、さすがにもう12月。水温も15℃と低いので、今回は大丈夫でした。
※同じ水槽を用意し、前日に海水などを入れ、同じ室内に置いて温度を合わせておき、生体だけを移動する方法をとっています。
しかし、今回は水槽リセット直前の「タイドプール水槽/甲殻類」で放仔が起こりました。
エビは卵で産むのではなく、一定期間、おなかに卵を抱えていてゾエア幼生として放仔します。
そういえば、ちょうど満月でしたね。
潮の満ち引きもない小さな水槽の中でも、月の引力や月齢を感じるのでしょうか。
エビのゾエア幼生。
とてもひょうきんな顔をしています。
今回は動画はアップしませんが、昭和の古いギャグか、または盆踊りのような動きをしています。
動画はツイッターをご覧ください。
ナハナハ!
踊るゾエア!https://t.co/f4SGV7gfWk pic.twitter.com/K6lOQCMkZ1
— きらら舎(cafeSAYA) (@cafeSAYA) December 1, 2020
タイドプール水槽には、今回ゾエアを産んだ大きなメス(模様はほぼない)と、赤い縞模様のもの2匹の合計3匹がいます。
赤い縞模様のうち大きなほうが抱卵していました。
12月15日が大潮新月なので、この夜くらいに生まれるかなと推測していました。
最初は緑色だった卵がだんだん透明になり、内部に黒いものが見えるようになりました。
母エビは頻繁におなかをぱふぱふさせて水流を送っています。
14日の夜には念のため、夜間も照明を点けっ放しにしていたのですが、生まれてしまいました。
産んだメスの見た目は違うのですが、3匹中、2匹がメスということは残りの小さなのがオス。異種エビ間で繁殖が行われるとも思えないので(そんなことがあれば、海の中は交雑種だらけになってしまう)、色が違っても同じ種類なのでしょう。
生まれたゾエアの見た目も前回と同じだし、ナハナハ踊りもそっくりです。
12月14日の夜生まれです。
さて、その前に生まれたゾエアはすっかりへたっぴな漫画みたいな顔になりました。
ある意味、ゲージツ的でもありますが。
今回生まれたゾエアは何日目から眼がびよ~~んと飛びだしてくるのでしょう。
12月16日にはまだ飛び出していませんでしたが、17日の朝。つまり放仔から2日半くらいで、飛び出しました。
ちなみに12月1日生まれのほうが、尾が分かれてきました。
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