D80×W120×H105mmの小さな水槽で、積み重ねることができます。
びっちり上に積めるだけではなく、LEGOブロックの感覚で、少しずらして隙間をあけながら積んだりもできます。
12月はこれで苔ジオラマテラリウムを作りました。
ウニの受精実験に参加してプルテウス幼生を育てている人は、稚ウニに変態した後にこれに入れても可愛いですよ。
下が稚ウニ牧場。上がグリーンヒドラ。
ところで。2月3日は、この水槽で淡水アクアリウムを作ります。
(作り方はこのページ末 ワークショップ後に写真アップします)
それに合わせて12月28日に水草の種 3種類を蒔きました。
水草の種は乾燥していればパラパラなのですが、水をかけると一気にべたべたになります。
2月3日には、発芽したものを使いますが、発芽していない種も差し上げます。モバイル顕微鏡をお持ちの方は、
- シャーレに種を入れてモバイル顕微鏡にセットしてピントを合わせる
- アトマイザーかスポイトでごく少量水をかける(種ができるだけ動かないよう)
- 動画で撮影する
水に触れた途端、毛のようなものが伸び始めます。イメージだと過冷却の溶液が一気に結晶になっていく時に似ています。
せっかくピントを合わせたのに水の勢いでずれてしまうと肝心なところが撮影できないので、動画撮影を開始してから水をかけるようにしてみてください。
種から毛みたいなものが生えてきて、それのせいでねばねばしたようになります。これで、水底の砂な岩に固着するのでしょうね。
2月3日は、この水草と他の種類の水草、石や砂を配置し、淡水のアクアリウムを作ります。
水草は水中での様子と陸では葉の形なども変わってきますので、水量を少な目にしてホタルの幼虫を飼育する容器にしても面白いかもしれません。
当日はメダカの卵か稚魚もオプションで付けられます。
水草の種は3~5日で発芽します。
2月3日に使用する水草は何種類もあります。
・ロタラブラッドレッド
・ルドヴィジアスーパーレッド
・ミリオフィラムガイアナドワーフ
・ロタラマクランドラグリーン
・その他ロタラの仲間2種類
・そしてハイグロフィラです。
種はハイグロフィラを差し上げます。溶岩に蒔いたものからも発芽しています。タッパやクリームケースにキムワイプ(付属しています)を敷いて十分に湿らせて播種してください。
乾燥しないようにフタは閉めたままで、蒸れないように時々開けて、結露を拭いてください。
成長したら水槽に植え足したりしてください。
オプションのメダカの卵(プラチナ幹之リアルロングフィン)は、ご帰宅後、少し大き目の容器に移してください(※)。温かい場所に置き、孵化してから針子容器にスポイトで移してください。
※
針子容器と卵容器は当日、ご説明します。最初からこれに入れないのは持ち帰る際に水が漏れるためです。
針子容器には、付属のユーグレナを入れて明るい場所に置いてください。孵化前から用意するのをお勧めします。
孵化後、1週間くらいはユーグレナで育ちます。その後、稚魚用の餌を与えてください。ゾウリウムシ、ミドリゾウリムシも有効です。ブラインシュリンプをわかせている方は、塩抜きして与えても食いつきがよいです。
ブロック水槽/水草アクアリウム
- 砂は黒色と白色を用意しました。お好きなほうを選んでください
- 深さ1cmほど、砂を敷きます。
- 奥に後景草、つまり背の高い草を植えます。岩を置く場所も考えて置いてください。
- その前に中景草を植えます。左右には広めに植え、真ん中を広く残します。
- 残った手前部分が低景草を植える部分です。遊びの小さな鉱物結晶やフィギュアもここに置きましょう(大きなフィギュアは後ろですが)。今回は種から育てたものをここに植えるといいでしょう。
水生植物の中には、陸(空気中)と水中で成長した姿が違うものがあります。空気中で背が高く大きく伸びても、水中に植えるとあまり背が高くならない種類、またはその逆も。日々の変化もお楽しみください。
植物なのである程度の光は必要ですが、あてすぎると苔や藻が増殖してしまいます。水替えを頻繁にすることで防げます。
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