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天気管/きらら舎

天気管/きらら舎

 

天気管については以前にもなんどかこのノートに記録しています。

>>天気管考察02/天気管の歴史

>>天気管考察01/出現している結晶の成分

 

 


『鉱物のレシピ』出版に合わせ、Storm Glass CLUBを作りました。

合わせてお楽しみください。  >>

 

>>天気管完成品、キット、溶液のご注文

 

 

【セット内容】

A液用

  • 樟脳 20g

B液用

混合試薬 10g

 

 

【他に用意していただくもの】

  • 手袋(任意)
  • マスク(任意)
  • B液用耐熱カップ(ビーカーなどでも)
  • A液用容器(ビーカーなどでも)
  • 割り箸
  • 湯煎用の鍋
  • 容器(密封できるもの)
  • エタノール

エタノールは輸送制限があるため、各自お求めください。一応amazonのリンクをはっておきました。

揮発性があるので、できるだけ開封仕立てのものをお使いください。

ご案内しているamazonで売ってるものは、開封後、キャップの下の割っかを完全に除去してください。これがついたままだと密封できません。

 

 

【作り方】

A液を作る

  1. エタノール80mlを量って樟脳を入れて割りばしなどで混ぜて溶かす

エタノールは揮発性が高いため、密封できる容器(最終的に使う容器でもいい)に樟脳を入れて、容器を振って放置、振って放置を繰り返し時間をかけて溶かすとよいです。

 

B液を作る

  1. 精製水、なければ汲み置き(グラスに水道水を入れてフタなどはしめずに12時間ほど放置)した水70mlを付属の耐熱カップに入れる
  2. 混合試薬を(1)に入れて、割り箸でかき回して混ぜる
  3. 溶ける時に吸熱作用で溶液が冷たくなり、溶けづらいので、湯煎しながら溶かす(レンチンでも)

湯煎の際には鍋に水を入れ、湯気が出るくらいまで熱してから火を止めて行ってください。

レンチンの場合は少しづつ様子を見て、温めてからじっくり混ぜて溶かすを繰り返してください。

それぞれが溶けたら完成用の容器(ご用意していただいたもの)に合わせ入れます。先に完成用の容器で樟脳を溶かしていたら、そこにB液を注いでも。

 

マスクと手袋は安全のためなので、必須ではありません。
樟脳の臭いが気になる方など、ご使用ください。

 

【調整】

溶液が落ち着くまで1日~数か月かかります。まずは毎日よく振って混ぜるを繰り返してみてください。

数日経っても不透明な結晶が固まっていて、崩して混ぜてもすぐにまた固まってしまう場合はエタノールを数滴追加してください。

逆に結晶が全然出てこない場合は、水を数滴追加してください。

気温でも変わりますので、季節に合わせて調節してみてください。

 

古い書物に記載されていた英文の和訳です

澄んでいれば晴れの前兆
濁った中に星が出ると雷雨の前兆
小さな点は霧や雨
大きな花弁が舞えば 冬なら雪が降り
夏ならば重い雲が空を覆う
流れるような羽根が生まれると風が吹く
底に沈んだ白い結晶は霜が降りる前触れ
細かい白い結晶が高く積もれば霜は強くなるだろう

 

 

Categories: 月光幻燈室

About the Author

かよこ さとう ()

Website: https://kirara-sha.com/

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