最近、また現実逃避(本の締切がやばい)からの蛍石劈開割りに凝っている今日この頃・・・・・
期末テストが近くなると、部屋の模様替えをしたり、ピアノの練習ばかりしていた時と同じで、何も成長していないと反省しつつ。
劈開割りについて記事を書いていたら、湖南省の蛍石を割ってみたいという声がありました。
先日のカフェのワークショップ用に、湖南省のチップも用意していたので、撮影してみました。
割り方の説明もしながら紹介します。
tip12A 21.1g
イリノイ州産チップによくある形です。
左側。
すでに八面体の一角がわかりますね。
並行にクラックが入っていて、わかりやすいように、上と下で八面体の山が違う角度で割れています。最初にこのクラックで半分にしてから始めるとよいと思います。
上下2枚に割ったら、左の角を基準にして八面体を作っていくとわかりやすそうです。
部分によって色が微妙に違うので、たくさん割ってから同じビンにいれるときっときれいです。
このまま光に翳しても美しいんですが・・・・・
2枚に割ったら薄いほうは八面体にしないでおくってのもいいかも。
tip12B 32.0g
劈開用として販売はしますが、この欠片は現時点では劈開面は出ていません。
素直ではないかもしれません。
グラデーションが美しいのでこれはこのままでも。
tip12C 72.6g
これはもう、「お割りなさい!」と囁かれていますね(笑)
手前部分の八面体の一角を基準に、割っていくとよいのですが、クラックが入っているので、先にそれを割ってしまうのもアリです。
大きな分、少しグラム価格を下げています。
劈開面がすべての面に出ているので、どこを割っていいかはとても明瞭。
ただし、大きな欠片なので大きなニッパーか鏨をご用意ください。
tip12D 10.0g
初心者の方でも割りやすいチップ。
小さめのニッパーで、力を入れずに割れる方向と割れる感覚を覚えましょう。
写真右側の面を生かして、まずは細長く割るところから始めるとよいと思います。
tip12E 30.0g
これも劈開面が出ているので、割りやすいと思います。
大きなニッパーと鏨が必要です。濃い青の部分には縞模様も見えます。
tip12F 34.6g
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クラックが何本か入っていて、まずはそこから小分けにすると大中小バリエーションに富んだ八面体ができます。
透明感があってとても美しい欠片です。
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