まずはユタ州のトパーズです。
【黄玉/Topaz】
Thomas Range,
Utah,
U.S.A.
トーマスレンジはトパーズでは有名な産地です。
図鑑でみると化学組成式は Al2SiO4(F,OH)2
このFが多いものをF-Type、OHが多いものをOH-Typeとよんで区別しています。
トーマスレンジのトパーズは火山性で、マグマから出たガス成分から流紋岩中に晶出したものと考えられています。太陽光によって褪色します。
ブラジルのオレンジ水晶
不純物として含まれている酸化鉄(赤鉄鉱や褐鉄鉱が酸化したもの)の色で、ブラジルではポルトガル語の Laranja(オレンジ)にちなみ、ラランジャ(水晶)と呼ばれています。
表面に多く酸化鉄が覆っているので、割ってみると内部は透明である場合が多いようです。
箱のサイズは1辺が65mm。
結晶自体の大きさには個体差がありますが、きらら舎では選べません売りとし、目立って大きなものをカフェにて販売します。
それから・・・・・
新着ではないのですが、在庫から玉滴石と福建省のタンザナイトカラーの蛍石、方解石をアップします。
【玉滴石/Hyalite】
Mun. de Zacatecas
Zacatecas, Mexico
玉滴石にはいろいろな産状があり、これは母岩の表面についたもの。
化学組成はオパールです。
ハンガリー産のものが以前は流通していて、それは短波のブラックライトでしか蛍光を確認できなかったのですが、メキシコのこの産地の玉滴石は長波のブラックライトでも鮮やかに蛍光します。
アクチベータはウランです。
ウラン含有ではありますが、放射性はわずか(測定値は0.09μSv/h)です。
母岩は流紋岩(火山砕屑物)で脆いので、割れば内部にも結晶があることもあります。
【蛍石/Fluorite】
Yongchun
Fujian Province,
China.
2017年新産の福建省永春鉱山のタンザナイトカラー蛍石です。
結晶は立方体や八面体ではなく、立方体の縁を面取りしたようなまるい結晶の形が特徴です。
今回は大きな標本を価格を下げて1つと、小さなものを1つ撮影しました。
12月A
B
中国産の方解石
省までの詳細はわかりませんが、きれいです。
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