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3月14日に川越のサンデーガレージさんからいただいて来たアフリカヤマネ。生まれてからお母さんと一緒に半年暮らしていたそうです。

 

性別をうかがったら、

「お母さんと(生まれてから)半年一緒にいてもお母さんが妊娠しないのでメスだと思う」とのことでした。

ヤマネの繁殖にはシーズンがあるので、それと個体の成熟と合わなかっただけかもしれないから確定はできないなあと思いながらも、夜間カメラの録画で検証しても、メスっぽいようなので、名前はウランにしました。

 

アフリカヤマネ/きらら舎

 

もともと、2月にアフリカヤマネをお迎えしようと、ブリーダーさんに問い合わせていたのですが、タイミングが悪くて、時期を逸し、その後確定申告で趣味活動は停止していました。

 

確定申告のめどがついた日に「アフリカヤマネ、飼わない???」とX(ツイッター)のDMから声がかかりました。以前、カフェスタッフたちにハリネズミをくださった人です。

「飼う~~~~!」即答し、確定申告の終わった日にウランをお迎えしました。すっごいタイミングでした。

 

 


 

4月14日(日)

 

アクアリウムバスが開催されました。

もともと、2月にお迎えしようと相談していたブリーダーさんが参加するので、連絡してでかけました。

アクアリウムバスでは、何件かのブリーダーさんで、アフリカヤマネが売られていました。フクロモモンガも合わせて売っているところが多く、フクモモをお客さんに触らせていたりして、ゆっくりお話もできなかったので、そこはスルー。

 

2月からやりとりをしていて、今回、会う約束をしていたブリーダーさんでは、1匹確保してくれていました。

2月に「もうすぐ赤ちゃんが生まれる」と聞いていた子です。しかし、まだ生後2か月なので性別はわからないとのこと。とりあえず、その子をお迎えしました。

 

アフリカヤマネ/きらら舎

 

 

しかし、もう一件。お話ができるブリーダーさんがいました。ここに、オス確定の生後14か月半の子が2匹いました。ウランとペアにするなら、オス確定の子が必要だったので、そのうちの1匹をお迎えしました。

 

こうして、「もう温かい生き物は飼わない」と言い続けていながら、小動物ならいいかと、そっち方面のダムが決壊し始めました。

 

 

オスにはアトムと名付け、メスのウランのいるケースに入れました。アトム用のハウスも用意しました。赤ちゃんのほうはコバルトと名付け、別のケースで一人暮らしです。

 

いきなり同居させる場合には、ケースが大き目であること。それぞれに隠れる場所(ハウスなど)があること。餌が十分に与えられていることが必要です。

襲われても逃げ込める場所と、共喰いしないための十分な食糧という意味です。

 


4月18日(木)未明

 

小競り合いもない代わりに、メスが動くとオスが隠れるという日が数日続き、昨日はメスがオスのハウスをのぞきに行ったりしていました。もともとがメスの家なので、オスは控えめです。

最初はメスが回し車を回しているのを隙間から見ていたり(笑)

最近では It’s my turn!!! とばかりに順番に回し車を回しています。一緒に回すと、たいていアトムが吹っ飛びます。

オスの繁殖期は暴力的になるため、この順番でよかったのかもしれません。

 

アフリカヤマネのいる屋上実験室は、室温22~27℃、基本25℃キープの部屋です。朝5~7時に出勤し、だいたい午後6時には退社(笑)します。その後はカメラでアフリカヤマネのケースを監視しています。

動くものを察知すると、動画撮影が開始され、お知らせが届きます。

夜中に何十回も通知が来ますが、全部を確認することはできません。しかし、たまたま見てみたら、交尾をしていました。

ただ・・・監視カメラが届いてちょうど一か月目。録画保存クラウドの無料期間が終了してしまっていて、録画は見ることができませんでした。

クラウドサービスに加入し、録画ができるようになりました。

 

アフリカヤマネ/きらら舎

 


 

5月14日(火)

 

アフリカヤマネの妊娠期間は25日と言われています。

交尾からちょうど25日目の13日未明から、ハウスにアトム(♂)が入らないようになりました。

夜間の映像では、ウランがせっせと床材をハウスに詰め込んでいる様子がありました。

しかし、明け方には2匹で回し車を回していて、産んだのかは不明でした。

 

本日、14日早朝。屋上に出勤すると、ウランもアトムとハウスの外で寝ていました。ウランのベッドはずいぶん前に撤去してあって、最近では、一緒にハウスで寝ていたり、アトムだけハウスの後ろの床材に潜っていたりしていたのですが、今朝はウランまでハウスの外にいました。しかもハウスとは離れたところに丸まっていました。

死んじゃったのかと焦りましたが、よく見ると呼吸しているようなので、チャンス!とハウスを持ち上げてみました。

ハウスには床はなく、置いてあるだけの箱です。

 

ジャーーーン!

 

アフリカヤマネ/きらら舎

 

いた~~~~~~♪

 

アフリカヤマネ/きらら舎

赤ちゃんに触らないように、乗ってる床材を除去します。

 

アフリカヤマネ/きらら舎

 

大きさがバラバラで、小さい子もいて心配ですが、全員鳴いているのを確認して、とりあえず、ハウスをかぶせました。

ママのウランが気づいて、慌ててハウスに潜っていきました。

 

ウランは床材を詰め込みすぎていたようです。

この床材。飼育容器のグラスハーモニーを買った際にサンプルで付いていたもの。そのままそれを採用していましたが、赤ちゃんのいるハウスには適していないようなので、眠っている間に周りの床材をもう少し細かくて柔らかいものに換えておきます。

 


 

 

5月14日(水)

 

ウランと赤ちゃんのいるハウスにパパのアトムが入ろうとすると、奥からウランの怒った声が聴こえます。

すると、アトムはすごすごと出てきます。

子育てにパパは邪魔なようです。

ストレスで子喰いしても困るので、パパ隔離作戦をしたいと思っていたのですが、今朝は全員、ハウスの横の隙間に床材を詰め込み潜っているようでした。

ハウスは観察しやすいのですが、隠れた感じがしないのかもしれません。

そこで、ハウスの向きを変えて置きました。

 

アフリカヤマネ/きらら舎

 

アトム(パパ)隔離しました!!(噛まれました(T△T))

新居です。遊び樹がうねうねしています~~。

ハウスには入らずに隅っこで熟睡中です。

 

アフリカヤマネ/きらら舎

 

>>つづき

Categories: 生物・植物室

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かよこ さとう ()

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