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お客さまから、都内某池の水をいただきました。

デスクライトに翳すと細かいものがたくさん蠢いています。

動きはミジンコ。

しかし、ピュレックス(いわゆるミジンコ)よりははるかに小さく、タマミジンコかスカシタマミジンコというサイズ。

違う動きをするものはケンミジンコの仲間だと思われます。

さっそくモバイル顕微鏡で見てみようと思ったら水面にキラキラする泡のようなものが浮かんでいます。

これは!!

ゾウミジンコ科(Bosminidae)のミジンコ。

一番好きなミジンコです。

水面で数珠つなぎになっているのです。

単独のミジンコは泳いで他のミジンコと繋がります。さらに小さな群体は動いて大きな群体に繋がります。

なぜ繋がるのかを調べてみたいと思います。

 

タマミジンコもスカシタマミジンコも、ゾウミジンコも夏のミジンコです。
実際には関東で10月中旬くらいまでは見られるようですが11月は難しいはず。

この池の周りには銀杏の樹がたくさんあって、数年前は11月ともなるとどの樹の葉も濃い黄色に色づき、あたりが明るくなったかのようだったのですが、そういえば、数日前にここを車で通りかかった時には、まだほとんどの葉は緑色でした。

池の水温もきっと高かったのでしょう。

思いがけないプレゼントでした。

 

 

 

 

 

ゾウミジンコ/きらら舎

ゾウミジンコ/きらら舎

ゾウミジンコ/きらら舎

フロントカメラ用の倍率が高いモバイル顕微鏡がなかったので、ちょっと見づらい写真ですが、数珠つなぎってこんな感じです。

 

ゾウミジンコ/きらら舎

ゾウミジンコ/きらら舎

殻刺があるようなので、ゾウミジンコだと思われます。これがないとニセゾウミジンコです。

 

壜の底に溜まっている泥混じりの水を見てみたら、螺旋状の植物プランクトンがいました。

ゾウミジンコ/きらら舎

アウラコセイラ アンビグア。

これだけ隔離して培養したら楽しそうです。

 

2019年11月14日

明後日の市民科学者の会 #01のために、先週いただいた水の採集地を確認しに行きました。

朝まで本降りの雨だったので、池の水はかなり濁ってしまっていました。

気温は日向で20℃。池の周りの木陰は18℃でした。

水温は14.8℃。

予想よりかなり低かったのですが、日差しや場所、水深によってもかなり違いがあると思うます。

しかし、陽が当たる場所、陽が当たり水深が浅い場所は一気に温度が上がりますが、日没と同時に水温は下がっていくと思われるため、日陰で水深が深い場所、水面から15cmくらいで測定しました。

 

池の水採集/きらら舎

池の水採集/きらら舎

池の水採集/きらら舎

マルミジンコ/きらら舎

マルミジンコ/きらら舎

マルミジンコ/きらら舎

まん丸いミジンコがいました。

マルミジンコ科のミジンコのようです。

マルミジンコ科 Chydoridae
学名:Chydoridae Stebbing

マルミジンコかナガマルミジンコだと思われます。

冬の採集で、水が溜まって藻が溜まっているようなところで見つかります。

あまり泳ぎ回らずにアオミドロなどの中に身を隠しているようです。

アウラコセイラ/きらら舎

アウラコセイラの変種、アウラコセイラ アンビグア。

アウラコセイラもいますが、どうしてもアンビグアのこの螺旋が目立ちます。

旧イカダモ、現在のデスモデスムス属もちらほら見つかりました。

 

 

ゾウミジンコ/きらら舎

先週の採集水の中のゾウミジンコは、耐久卵を抱えたようです。

池に比べて環境悪いんだろうな・・・・・

 

 

 

Categories: 生物室

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