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小学校の理科の授業でやった以来、初めて、鳥の卵を人工孵化させてみました。

そのことはこちらにまとめています。  >>ヒメウズラ 孵化

 

今回は3号の卵の人工孵化のことです。

 

そしてこの記事を書いた翌日に5号についても、ページ末に加筆しています。

 

1号、2号は予定日を2日過ぎていましたが、あっさりと孵りました。

卵に2/3周ほど嘴打ちのヒビが並んでいるのが次に生まれるだろうと考えて、3号と名付けました。

 

ヒメウズラ/きらら舎

その後、細かい卵殻の破片が落ち、中にいるヒナの羽が見えていました。

乾燥しないように、孵卵器に水を入れて湿度をあげました。

 

そうこうする間に、次の卵・・・つまり4号が孵化しました。

3号は何らかの事情で、これ以上殻を破ることができないのかもしれません。

卵の中で発生が進み、孵化前になると、頭の上にある気室の内卵殻膜(ヒナと気室を隔てているもの)を嘴で突き破って気室の酸素を吸い、肺呼吸になります。

次に、基室の下あたりをぐるりと内部から突いて穴を開けて、孵化します。

穴が一つ開いているくらいであれば、心配はしなかったのですが、中の羽が乾燥してきている気もしました。

とんとんと軽く叩くと、中でピーピーと鳴きます。

 

本来であれば、自力で生まれない卵は、人間の手で孵化させても、問題があるだろうし、手助けはしない・・・という考えです。

 

でもね。

 

目の前の卵は確実にまだ生きていて、中のヒナの鳴き声を聴いたら、手助けをせざるを得なくなりました。

問題のある子だったら、生きるところまで生かしてあげようと決意し、卵の殻を、割れているところから少しづつ剥がしていくことにしました。

 

ヒメウズラ/きらら舎

ヒメウズラ/きらら舎

少しだけ殻を除去してみました。

 

 

 

 

 

外殻に、自分で穴を開ける体力のある子は、孵化のお手伝いで助けられる可能性があります。

また、これだけ穴が開いてるということは、すでに肺呼吸で、殻を剥がしても大出血!なんてこともない時期です。

 

ゴーーっという雑音は実験室のモーター音です(失礼しました)。

 

最初に少し剥がしたところで眼が見えました。

その後、頭のあたりを剥がすと、自力で出てきました。

出るところの動画が撮れなかったのは、机の上で作業していたので、元気よく飛び出してきたら落ちそうだったため。

 

今までで一番大きなヒナでした。

だから窮屈で出られなかったのか??

 

ただ、問題がありました。

置いてもひっくり返ってしまうのです。

ちゃんと背中を上にして平らな所に置いても、です。

天井向いて開脚しちゃうのです。

 

足を広げて座っているクマやパンダのぬいぐるみが後ろにひっくり返ってしまう感じ。

移動しようとするともがいているように転がります。

 

ペローシス(腱はずれ)ってやつのようです。

 

インコなどではテーピングをするらしいのですが、小さすぎだし、孵化したてなのでマッサージでの矯正を試みました。

 

趾(あしゆび)も丸まっているので、まずはしっかり立つためにこれを伸ばします。

 

アンカの上にふわふわタオルを置き、その中で趾のマッサージ。

ピンと広げて着地させて上から押さえつけるようにさすります。

次に脚の付け根のほう。歪曲はしていないようです。

開脚を閉じるように押さえて、付け根を中心にマッサージ・・・・・

左のほうの趾は若干まだ丸まっていますが、まあまあ、伸びて体を支えられるようになりました。

両脚で立てるようになりました!

 

ヒメウズラ/きらら舎

 

7:50~8:20 母の朝食があるので、一旦中止。

飼育ケースに戻すと、疲れたのかそのままウトウトしていました。

 

母の朝食の後、さらに30分。

アンカだけの保温なのであまり長くはできません。

趾はちゃんと伸びていました。

それで、開脚している付け根を左右からはさんで立たせる訓練、そしてマッサージ。

 

・・・・・なんと、歩けるようになりました!!

 

まだペタペタと歩き、すばしっこくは動けませんが、それでもまあまあなスピードで飼育ケースの中を歩き回っています。

そして自分で毛づくろいをしたり、餌を食べています。根本的な問題なのではなく、単純に殻から出るのがうまくいかず、疲れているうちに、脚がへんなことになっちゃったというだけだといいのですが。

 

飼育ケースは、大きいと保温が難しいかなとも思ったのですが、広いほうが運動量も増え、脚力が付くかと少し大き目です。

あとは、また脚が開いてこないように、毎日何度か矯正とマッサージをしていれば、筋肉が増えてくるにしたがって治癒してくれるだろうと期待しつつ。

 

 

ヒメウズラ/きらら舎

衣装ケースの外から奥を撮影しているのでぼやけています

 

いろいろなことがありますね。

 

午後にはほぼ普通に、早く歩き、ジャンプもできるようになりました。

すごい回復力です。

 


 

3号の介助付き孵化の翌日。10/1日に続けて4羽のヒナが孵化しました。

まず、5号と6号。

5号は最初から導入していた孵卵器で、6号は嘴打ちのヒビが入っていたので、観察用孵卵器に移動したものです。

ほぼ同時に卵から出始め、5号のほうが先に飛び出しました。

しかし、5号もまた、歩くことができませんでした。

生まれてすぐには、そうそううまく歩けないのだけれど、しばらくすると、左右の脚を交互に出して進むことができます。

ペタリと座っていても、少し腰を浮かして数歩歩けます。

しかし、5号は開脚してペタリと座るというより、腹這いになっています。

動こうとするともがくように転がります。

 

脚の先も丸まっていました。

ヒメウズラ/きらら舎3

羽が乾くのを待って、その間にアンカを温め、3号と同じようにマッサージをしました。

しかし、3号は巨大児だったので、脚もしっかりしていましたが、5号は小さめです。

そこで、まずはテーピングをする位置に脚を伸ばして固定し、そのままタオルに包んで趾を伸ばすマッサージをしました。

この時、脚はピーンとして股関節(?)は左右から押さえて、腿(?)のマッサージも交互に行います。

ヒヨコの背中はアンカについています。

温かいのと、疲れたのと、生まれたばかりなのとでウトウトしています。

 

そのままテーピング位置を(指で)固定します。

 

3号のように、みるみるうちに立てるようにはなりませんでしたが、開脚は多少治ったような気もします。

 

とりあえず、3日間はテーピングなしの治療をしてみたいと思います。

・・・・・と、翌朝には、チョロQのように素早く歩くことができるようになりました。

 

骨格が固まらないうちに。

筋肉が付かないうちに。

温度にだけ気を付けて。

マッサージと指で正しい脚の位置の固定を1分くらい×1日数回。

最初にやると復活するようです。

それと、滑らない床材(ペットシートやキッチンペーパーやタオル・・・ただし昔ながらのタオルは爪がひっかかるのでNGです)は必要です。

 

 

 

Categories: 生物・植物室

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かよこ さとう ()

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