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【サカサクラゲ】
学名: Cassiopea ornata

 

 

 

 

サカサクラゲは鉢虫綱根口クラゲ目のクラゲです。
鉢虫綱には冠クラゲ目、旗口クラゲ目、根口クラゲ目が属します。
旗口クラゲ目にはミズクラゲやアカクラゲが属し、
根口クラゲ目にはサカサクラゲのほかに、タコクラゲ、エチゼンクラゲなどがいます。

 

 

鉢虫綱のクラゲのポリプは粒みたいな感じ。
ミズクラゲは茎部分がほぼなく、基質に触手を伸ばした小さな粒がくっついています。
分裂やポッドシストで殖えます。

サカサクラゲが属する根口クラゲ目のクラゲは細い茎の先に花が付いているようなポリプです。
ミズクラゲのように移動はせず、基質からはがすと再固着ができません。
しかし、もとから水面でポリプになってしまったものなどもいるので、基質についていなくてもなんとか生きていけます。

 

 

 

サカサクラゲを育てる

ポリプとクラゲ(クラゲ生活史の中で、クラゲの形をしているモノをメデューサといいます)は基本、別々に飼育します。

 

 

 

ポリプ

小さなびんでもかまいません。しかしちいさなびんだと環境の変化が激しいので、スポンジフィルタを入れた少し大き目なびんや水槽だと楽です。
プラヌロイドを出して殖えていくのですが、プラヌロイドは小さく、換水時に捨ててしまうことになります。そこでできるだけ換水をしないで済むようにスポンジフィルターを入れておくわけです。
また、水流でプラヌロイドがスポンジフィルターに吸われて集まりやすくなります。

 

週に1回くらいブラインシュリンプを孵化させて与えます。

 

 

 

エフィラ

ポリプの先が変形してきて、やがてクラゲの形になり、拍動し始めて、遊離します。
スポンジフィルターをいれているとはいえ、ポリプびんの環境はあまりよくありませんので、遊離したエフィラは別の容器にスポイトで吸い取って移します。

エフィラは餌を与えるだけ大きくなります。

逆に容器が小さい場合、餌を制御することでサイズを維持できます。

小さなうちは3日に1回は給餌が必要です。
直径が2cmを超えたサイズになってきたら1週間に1度くらいでも生きられます。

縮んだと感じたら給餌のスパンを短くしてください。

 

 

 

 

 

 

餌(ブラインシュリンプ)

人工海水の素にブラインシュリンプエッグを入れ、28℃くらいを保つと24時間で孵化します。
気温が低いと孵化までに時間がかかります。
飼育しているものの数が少ない場合は小さなタッパにみみかき1杯くらいのブラインシュリンプエッグを入れ、温かい所に置いておくので十分です。
大量に飼育する場合は、たくさんのブラインシュリンプを孵化させなければならないので、ハッチャーを使います。

 

 

 

給餌

孵化した水は汚れているので、まず、ブラインシュリンプをスポイトで吸い取って、フィルターで濾します。
プランクトンネットを使った作ったものを使っていますが、茶漉し(セレックVフィルター)などでOKです。
濾したブラインシュリンプにカルキ抜きした水をかけてあらい、別の容器の上で逆さまにして水をかけて落とします。
ブラインシュリンプは孵化したてからどんどん栄養価が下がります。
ブラインシュリンプはうまれたては口がまだなく、持っている栄養で育つため。

 

エフィラに給餌した場合は、4時間後に全換水します。
エフィラもろ過装置のある水槽で飼育する場合には給餌毎の換水は不要です。

一度に大量の餌を与えると粘液を出しすぎて、結果的に餌の吸収率も悪くなりますので、小さな容器の場合は、クラゲにそっとふきかけるように少量のブラインシュリンプを1匹づつに与えてみてください。

粘液が出すぎている場合は、スポイトできれいな海水を吹きかけて粘液をはずしてください。

 

 

 

適正温度

20~27℃
冬には爬虫類用の保温シートを水槽の下に敷き、温度を調整します。20℃をきらないようにします。
体内の褐虫藻が光合成をするので、明るいところで飼育するのがよいのですが、直射日光が当たらないように注意します。
真夏は空調の聞いた室内で遮熱カーテン越しくらいがちょうどいいでしょう。

 

 

 

Categories: 生物室

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