屋上実験室の庭で、タンポポが続々と開花し始めました。
タンポポの花が咲く期間は約3日。
花は朝につぼみを開き、夕方には閉じます。
日の出に合わせて屋上に来るのですが、その時点ではタンポポ属の花たちはまだ花を開いていません。
」
太陽の光が差し込み、15~25℃ほどの温度がある状態で咲き始め、2日目以降は太陽の光だけでも咲くと言われていますが、2日目で、すでに太陽は高いところまで昇っているにもかかわらず、タンポポたちはまだお休み中のようです。
8時になってようやく起きました。
タンポポの綿毛付き痩実の販売を開始しました。
種は1袋に30+α入っています。綿毛だけになっているもの、種だけのものはカウントしていません。
蒔くのは大き目な種のものを使い、小さいもの、痩せているものはクラフトなどに使ってください。
まずは、フタマタタンポポ属のクレピス(モモイロタンポポ)、タンポポ属のシロバナタンポポ。そしてセイヨウタンポポは無料配布します。
セイヨウタンポポは道端にもたくさん咲いていますが、犬や猫のおしっこがかかっているかもしれないし、排気ガスもついているかもしれないし、誰かがなにかをかけたかもしれないし・・・・・・
だから、標本用に栽培しているのです。
標本用には綿毛が開く前に摘み取らないといけないのですが、うっかり開いてしまったものをお分けします。
蒔いてもいいし、綿毛を楽しんでもよいと思います。
ロケットペンダントケースや小さな壜に入れると可愛いです(これは別途販売します)。
交雑しないようにセイヨウタンポポと日本タンポポは離れた場所に置いています。
今日はシロバナタンポポとセイヨウタンポポの種(正確には痩実※)の比較をしてみます。
左がセイヨウタンポポ。右の2つがシロバナタンポポ。シロバナタンポポのほうが大きいです。
タンポポの種(正確には痩実※)にはぎざぎざがありますが、シロバナタンポポのほうがギザギザが大きいです。
※痩実とは果肉のない果実のこと。中に種が入っています。
セイヨウタンポポの花床。ぶつぶつは小さく数が多いです。200ほどの種が飛び去った跡です。
シロバナタンポポの花床。
ぶつぶつは大きく、セイヨウタンポポより数が少ないです。80ほどの種が飛び去った跡です。
タンポポについては『鉱物のテラリウム・レシピ』のP.76に記載しています。
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