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11/9(土)にお客さまいただいた都内某池の水。

かなり面白いものがいたので、翌週11/16(土)の市民科学者の会 #01(理科室カフェで行うモバイル顕微鏡ワークショップの名称が変わりました)でお見せできるといいと思い、また、それには実際にその池を確認しておく必要があったので、11/15(金)に実際に現地へ行ってみました。

釣り池ではないので、大っぴらにはせずに、同行してくれた Jさん自作の小さなプランクトンネットと柄杓で採集しました。

気温は日陰で19℃。陽がさしているところは20℃。水温は日陰表層で14.8℃。

朝まで雨が降っていたので、池の水はかなり濁っていました。

この採集については「市民科学者の会 #01」に記載しているので、そちらをご覧ください。

 

ここの池では 池の水 #03として

・ゾウミジンコ(11/9)
・オカメミジンコ(11/9)
・マルミジンコ(11/15)
・アウラコセイラ アンビグア(11/9・11/15)
・デスモデスムス属(旧イカダモ)(11/15)
・フタヅノンショウモ(11/15)
・ネズミワムシ(11/15)
・ゾウリムシ(11/9・11/15)

などが観察できました。

淡水の採集は、釣り池として開放されている場所以外、プランクトンネットを引いたりできないので、こっそり柄杓で水を汲むくらいしかできません。それでも、ミジンコやプランクトンを飼育してみたいと思った時に面白い方法があります。

海水ではライブロック遊びとして紹介していますが、海水のライブロックにあたるものが「培養土」。

池の底や水田の土を入手できればさらによいのですが、市販の培養土もバカにできません。

  1. 培養土をジャム壜などに入れます。あまりたくさん入れないほうがよく、5~10mm程度の深さになるようにします。
  2. 上からカルキ抜きした水を水深30mmほど注ぎます。そのまま1晩以上放置します。虫やゴミが入らないようにフタをしておくとよいでしょう。
  3. 池や水田の水を汲んできて、これに足します。容器の5~70%ほどの量で水深は70mmくらいまでにとどめます。
  4. 直射日光が当たらない、明るく温かい場所に置きます。

こうして数日経過すると、容器の中に必ず何かが発生します。
池の水などが入手できずとも、土の中の微生物や耐久卵があるので、ライブロックならぬライブソイル遊びとなります。

 

先日の池の水も、採集してきてすぐには何がいるかはあまりよくわかりませんでした。

プランクトンネットを引いたものは生物が濃縮されているので、見つけやすいですが、ただ汲んだだけの水には何かいるようにさえ、思えませんでした。

11/9にいただいた「ただ汲んだだけの水」にも時折ピコッと動くケンミジンコが数匹いるだけで、そのほか、容器の外からルーペで見た限りでは何かいる気配もありません。
とりあえず、ケンミジンコはできるだけ別の容器に移動し()、ミジンコのエサとなるクロレラなどを投入して様子を見ました。

 

※汲んできた水には植物プランクトンと動物プランクトンがいます。動物プランクトンの中ではボウフラやフサカの幼虫などミジンコを食べてしまうものもいます。しかし、ボウフラやフサカの幼虫は秋以降には姿を消します。やっかいなのがケンミジンコ。ダフニア類のミジンコやゾウミジンコを食べてしまう肉食なのです。ケンミジンコの勢力が強ければ、やがて容器の中はケンちゃんだけという状態になります。そうならないために、最初にできるだけ隔離をします。

 

多分、数匹いたゾウミジンコが繁殖したのでしょう。容器の中にはゾウミジンコがたくさん生まれていました。そこで他の容器からゾウミジンコを移動させて、この容器をゾウミジンコの容器としました。

ゾウミジンコ/きらら舎

ゾウミジンコ/きらら舎

ちなみに、この写真は旧モバイル顕微鏡500倍で撮影したものです。
現行品だと「ユーグレナ」になります。

透過光だとこのようにシルエットのほぼ単一色の写真になります。

 

 

Categories: 生物室

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