Pyrocystis fusiformis (ピロキスティス・フィシフォルミス)
渦鞭毛藻の一種、海洋性プランクトンです。
詳細は以前のノート 「ピロキスティス」 をご覧ください。
ピロキスティスは錘形の細胞壁の中に細胞膜があり、真ん中に葉緑体と核があります。
生活史は、まず細胞壁から細胞膜が遠ざかるようにして縮んできます。
そして、1~2個の遊走子が形成されます。
これが細胞壁を突き抜けて外に出ます。だから遊走子という名前がつけられています。
これだけがふらふらしているところを撮影してみたいのですが、モバイル顕微鏡下ではまだ出会えていません。
鎧板とよばれるカプセルに入った状態で、鞭毛によって泳ぎ、カプセルがパカっと割れて栄養細胞が放出されます。
栄養細胞は成長しておなじみのピロキスティスの形になります(この時は鞭毛はありません)。
今の時期が、生活史のいろいろな段階を観察しやすいと思います。
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