きらら舎生物部では採集者さんに「サブスク」で採集物を送っていただいています。
冬はあまり楽しい生き物は期待できませんが、今回はホンダワラの森の一部を送っていただきました。
ワレカラがそこで暮らしていることは想像していましたが、季節はまだ早いかなと思っていたところ、ワレカラはもちろん、コケムシや小さなアメフラシ、謎のポリプや謎の卵などもたくさん付着していました。
もともと、クラゲのポリプ飼育から海水水槽を始めたということもあり、ポリプをみつけると同定してくてたまらなくなります。
水槽に入れてみたら、こんなポリプ集団を発見!
エダアシクラゲのように触手の先が待ち針様ですが、エダアシクラゲは先っちょに4つ。同じ高さで触手があります。このポリプはベニクラゲのように、歯間ブラシ状に触手が着いています。しかし、ベニクラゲの触手の先は待ち針様ではありません。
この形をしたポリプを、所有のクラゲ系の書籍をあさって探すことにしました。
クラゲ図鑑って結構たくさん出版されていますが、ポリプの姿まで掲載しているものは以外とありません。
それでも、ジュズクラゲかヤマトサルシアクラゲのポリプに似ていることがわかりました。
ジュズクラゲのポリプは所有の書籍ではイラストだけでしたが、2021年08月21日のえのすいトリーター日誌にありました。
ヤマトサルシアクラゲはさきっちょがほんのり紅色をしているという特徴があります。
しかし、赤いような赤くないような・・・・・
ヒドロ根から直立してポリプが生えています。
分枝はないようです。
ブラインを捕食しました。
そのほか、こんなアケビの中身みたいなもの。
伸び縮みしています。
内部を細かい粒が血流のように流れています。
・・・・・これ!!なんとワレカラの鰓でした!
こんなのも。
小さなタイドプール水槽ですが、いろいろな生物が生きています。
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