【シロバナタンポポ(白花蒲公英)】
Taraxacum albidum
在来種のタンポポの一つです。
今年も種が採れました。
種は1袋に30+α入っています(最近になって、入数を増やしました)。綿毛だけになっているもの、種だけのものはカウントしていません。
蒔くのは大き目な種のものを使い、小さいもの、痩せているものはクラフトなどに使ってください。
【種蒔き】
シロバナタンポポは他のタンポポに比べて発芽率が低いので、根が出るまではキッチンペーパーの上で見守ります。
pHは5.5~6.5(参考:『タンポポの分布と土壌との関連』(福田 直、長谷川 寛、大小治 悦夫))。
つまり、pHをチェックしてpH低めの土を買ってきて、さらに使う水も酸性寄りにすると発芽率が上がります。
水道水のpHは7.0より高め(アルカリ性寄り)なので、工夫して酸性寄りにします。
希塩酸やpH調整剤がなくても、雨水を貯めておけば、pH 6.0 くらいのはずです。
パッドかタッパにキッチンペーパーを折りたたんで敷き、これに水をかけて濡らして種を置きます。
綿毛は取ってよいのですが、わかりやすくそのまま蒔いてみました。
綿毛を取って酸性寄りの水に一晩浸してからキッチンペーパーに蒔くとさらによいです。
乾燥しないように、パッドであればラップをかぶせ、タッパの場合は、フタを閉めます。蒸れてしまわないように 毎日のぞく=換気 してください。
好光性種子なので、フタは透明なものを使ってください。
乾いてきていたら弱酸性寄りの水を霧吹きでかけます。
発芽したらすぐに土に植えます。これも、庭の土ではなく培養土を用いると酸性寄りです。
タッパに10粒+α をセットした発芽セットも用意しました。
キムワイプをタッパに接着して種を置いてあります。
綿毛を付けたままにしていることで、輸送時に逆さまになってもキムワイプから落ちづらいと思いますが、到着時にフタについている種があったら、戻してください。
発芽(発根)したら、土に植えてください。芽が伸びてから植えると枯れてしまうことが多いので、種が割れて根が出ていたら、双葉が開かないうちに植えると根付く率が高いです。
乾燥が大敵なので、土に植え替えた後も乾燥しないようにラップをかけておいたりしてください。
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