タイドプール水槽では、またエビが抱卵しています。
両親エビは赤い縞々で、アカシマモエビだと思われます。スカンクシュリンプと同じヒゲナガモエビ属のエビです。
ペパーミントシュリンプにとてもよく似ていますが、アカシマモエビはあまり販売はされていないようです。
高温には弱く適温25℃といわれていますが、実験室では他の生物用のアバウトな空調での室温管理のみです。
きれいな海水でなくてはいけないと言われてもいますが、結構汚い中でも元気です。
もともとワレカラ用海藻と一緒にやってきたエビで、気合をいれた飼育はしていませんが問題なく生きています。
満月・新月の大潮の夜に放仔するため、現在抱卵中のものは今月12~15日くらいにゾエアが生まれると推測しています。
・・・・・と書いてから。多分12月15日くらいに放仔したようなんですが、その後すぐにまた放卵していました。気づくのが遅く、ゾエア回収ができませんでした。
12月1日生まれには、最初はキートセラスを与えていたのですが、すぐにブラインシュリンプを食べたため、12月14日生まれには初めからブラインだけで育てています。
共喰いをすると思われますが、カニやカマキリほどひどくはなく、餌が足りていればあまり気にする必要はなさそうです。
恐らく喰われてしまった個体は弱って動きが悪くなっていたものだと思うので、自然淘汰の範疇。
このエビについて、面白い研究報告があるようです。
「アカシマモエビを含むヒゲナガモエビ属において、エビの仲間にも精巣と卵巣を同時に発達させる「同時的雌雄同体」という現象が見られることが初めて確認された。」
飼育してみると面白い発見ができるかもしれません。
で。飼ってみたい方に飼育キットを作ります。
放仔のタイミングではゾエアを確保できるかどうかわからないので(水槽内で生まれて、そのまま生存しているものはいないので確保したものだけしか育たないみたいです)確実にご用意できるかはわかりません。
確保できた段階で、ツイートし、このページにご案内を書きます。
ゾエアだけ取りに来られる場合は無料です。
その場合はLINEやツイッターDM、きらら舎のお問い合わせフォームから「ゾエアを取りに行くよ!」とご連絡ください。
午後2時から5時の間で取に来られる日時を第三希望くらいまで書いておいてください。折り返しご返信いたします。
生まれたら早めのほうが変化が楽しめます(2日後くらいに眼が飛び出ます)。
現在抱卵中のものは次の新月あたりで放仔しそうです。つまり、
10日 月齢 27.9(中潮)
11日 月齢 28.9(中潮)
12日 新月 月齢 0.3(大潮)
13日 月齢 1.3(大潮)
あたりです。
・・・・・本日(2/9)、朝、母エビがすっきりしていました。
そういえば前回の放仔も新月の1日前でした。今回も新月を待たずに放仔したようです。
水槽を「ゾエア眼」を凝らしてみると、何匹かいます。
水槽の前面に流れてきたものを吸い取って、とりあえず、予約していた方の分を確保しました。これで配布終了です。
また次回、よろしくお願いします!
【飼育キット内容】¥1000
生体だけ取りに来られる場合は無料です
・ゾエア 約10匹
・海水の素 500ml分
・海水 500ml
・ブラインシュリンプ
生まれたらきらら舎二号館にアップします(終了しました)。
その前にご予約されたい方はきらら舎のお問い合わせフォームから「ゾエア飼育キット予約希望」とご連絡ください(終了しました)。
10匹+αずつ、先着順にお渡し(発送)します(終了しました)。
発送をご希望の方へはゆうパックとなります。
飼育容器はお好きなものを用意しておいてください。
100均の容器でよいと思います。
遊泳能力はとても高いです。
沈んでいると思われる時でもよく見ると底に落ちた何かをツマツマとつまんでいます。
マグカップくらいの大きさの保存容器でよいかと思いますが、すでに飼育しているメンバーはこんな環境で育てているそうです・・・・・
ゾエア飼育メンバーの環境
Mさん
seriaのクリームケース(※)に5匹づつ。
Yさん
小さな壜にそれぞれ1匹づつ。
Yさんより
「こんな瓶に1匹ずつです。
仕切り付きのプラケースよりも、管理が楽です。
多少水が多めの方が水換えも楽に感じます。ゾエアも水深があった方が嬉しそうに泳ぎます。」
とのことです。
Yさんは共喰いを防ぐために1匹づつのエリート飼育をしているようです。
このエビのゾエア写真などはネットでみつからないので何とも言えませんが、恐らく、ゾエアからメガロパになり、稚エビになると思います。
12月1日生まれはこんな感じになりました。
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