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海外(特にアメリカ)からの荷物がコンテナの不足でかなり遅れていますが、それでも世界の鉱物標本物流は少しづつ戻ってきています。
少し前、インドの業者と取引開始しました。ふわふわなオーケン石を見ることが少なくなって10年ほど経ちますが、この人は、昨年の8月にムンバイのマラド採石場近くのディンドシ地域からオーケン石やギロル石標本を採掘したのだそうです。
もちろん、インドでは標本のためだけの採掘はされません。
以前も道路工事の副産物としてオーケン石が採られていました(道路工事という訳は、インド人の英語と私の英語でのやりとりで理解しているので、微妙に違っているかもしれません)。
マラドの採石場は閉鎖されていますが、特定の建設活動のために一部の地域が掘り出され、この鉱物の回収につながったのだそうです。
どこまで取引が続くかはわかりませんが、できるだけ買い付けておこうと思います。
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オーケン石
Malad,
Ward 38,
Mumbai,
Maharashtra,
India
今回分は、実は、ほぼ原価(送料含む)です。EとFに至っては仕入れ値の半額です。
写真での注文なのでサイズは記載を信じるしかないのですが、これは記載の半分のサイズしかありませんでした。
あとは、写真の感じなどで見極め経験を重ねるしかなさそうです。
D~Gは直径32mmの容器。Hは35mmです。
1D
1E
1F
1G
1H
一点モノ標本
1A:湖南省の黄鉄鉱と石英の和菓子みたいな標本
湖南省の黄鉄鉱です。
白い石英に金色の結晶がくるまれています。
黄鉄鉱にはいろいろな産状・結晶の形があるので、集めて並べてみると楽しいです。
1B:湖南省の黄鉄鉱と蛍石の金属オブジェみたいな標本
これも黄鉄鉱です。特別に「虹色黄鉄鉱/Iridescence Pyrite」と呼ばれる場合もあります。
ビスマスの虹色と同様、黄鉄鉱も金属鉱物なので表面に酸化膜ができやすく、薄膜干渉によって虹色を呈します。
立方体の蛍石も散在していて面白い標本です。
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