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生き物には季節があるので、この時期にはこれをやるというものが決まっています。春~夏には特にいろいろあって、その年によって若干のずれもあります。
3月にはミズクラゲのプラヌラ実験をしました。今年のプラヌラはポリプに変態したものが7割。直にエフィラを出したものが3割でした。
エダアシクラゲは初夏頃に成熟個体が出現するのですが、今年はすでに成熟しているものが多く、早速、放精・放卵・受精実験をしました。
カフェのワークショップなどではいろいろできたほうが楽しいので、ムシロガイの殻についたタマクラゲのポリプ実験も開始しました。
エダアシクラゲもタマクラゲもウニに並んで、発生を学ぶよい実験動物だと思います。むろん、わたしもきらら舎生物部メンバーも、受精卵が変化してプルテウスやウニやプラヌラやポリプになるところを観て、より長く飼育し、繁殖させたいという好奇心だけでいろいろやっているわけですが。
来年のリニューアルオープンには、ワークショップなども充実できるように今年の実験は難易度が高いのです。より多くの方に、クラゲの生活史の不思議をお見せしたいと思います。
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ミニチュア試験管入標本/合成ルビーチップ
ルビー球はすでに販売していますが、これのチップです。
ミニチュア試験管入標本/燐光方解石
琥珀色でブラックライトをあてると青白く蛍光します。
暗いところでは燐光も観察できます。
大きな標本、アルミ缶入りなどをセットしていますが、ミニチュア試験管入りも作りました。
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