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海外・・・特にヨーロッパからの仕入れが遅れています。

ドイツからの荷物は今回、予定より1ヵ月以上も遅れての到着でした。しかも、追跡には3月14日~16日到着予定と書かれたまま、配達中の表示しかありません。

いろいろ混乱しているみたいですね。

でもとりあえず到着したのでよかった・・・・・

それで今日は、黒い森の話。

黒い森はドイツ語でSchwarzwald(シュヴァルツヴァルト)。ドイツ南西部バーデン=ヴュルテンベルク州に位置する森(山地)です。

森の多くは植林されたドイツトウヒです。ドイツトウヒは弱い光でも光合成する能力があり、葉量が多いので森の内部は暗く、また外からみても密集した常緑針葉樹特有の深い緑色は黒く見えるため、こんな名前がつけられました。

現在はClala(クララ)鉱山のみが稼働しています。クララ鉱山で採れる無色透明な蛍石はそれはそれは美しく、立方体やサンキャッチャーのような結晶もあり、いつか入手したいと思います。

今回入荷したのは同じ黒い森(シュヴァルツヴァルト)地域の中のIlse鉱山のものです。

 


 

黒い森の蛍石

Grube (Pit)Ilse,
Kaltbrunn,
Schwarzwald,
Deutschland(Germany)

GrubeもPitも穴という意味です。Ilse Mineと書かれていることもあります。

このドイツの業者さんはPitとかGrubeを使っているのでそれに倣いました。

こんな所。確かに穴だ!

 

 

黒い森の蛍石/きらら舎

黒い森の蛍石/きらら舎

黒い森の蛍石/きらら舎

黒い森の蛍石/きらら舎

 

箱のサイズは 4cm角です。選べません。

この写真の中のどれかを送ります。

カフェでは選んでご購入いただけます。

 

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黄鉄鉱分離結晶(双晶)

Minas Victoria,
Navajún La Rioja,
Spain

 

Minas Victoriaというのは Victoria Mine と同意語ですが、ラベルのまま記載しました。

スペインのヴィクトリア鉱山は20世紀初頭、産業革命の奨励を受けて、亜鉛鉱石の開発がアレスとボソスト地域で始まりました。1日あたり約80トンの鉱石が採掘され、100〜150人が作業をしていました。同時に、ボソストでは鉱物洗浄プラントも稼働しました。

南北戦争(1936-1939)の勃発時に、鉱山での作業は、1949年まで中断され、その後再開されて1953年まで続いたものの、亜鉛の価格の下落と労働力の不足により閉鎖されました。

2004年、インフラの一部が復旧されて、現在ではハイキングルートとして一般公開されています。

 

手頃なサイズの双晶です。箱サイズは 3cm角。

 

黄鉄鉱/きらら舎

黄鉄鉱/きらら舎

黄鉄鉱/きらら舎

 

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ミニチュア試験管入標本/滑石

 

【滑石/Talc】

Vermont, U.S.A.

モース硬度1の柔らかい鉱物です。

食品添加剤やロウ石、黒板のチョーク、裁縫用チャコ、工事現場などでのマーキング用(熱で消えないため)、工作キットの勾玉の材料、ベビーパウダー、上質紙の混ぜ物など、いろいろな分野で使われています。

ここの産地のものは、ウスバカゲロウの翅のような色で、透明感もあります。以前、空想標本・蜂妖精の落とし翅の材料にしていた鉱物です。

ミニチュア試験管入標本・滑石/きらら舎

ミニチュア試験管入標本・滑石/きらら舎

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かよこ さとう ()

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