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ウニとイソギンチャクなどのいる水槽の水が、かなり汚くなってきたので、換水しました。半分だけ換えることでは対応できないほどの汚れだったので、いつもの方法(同じサイズの水槽に海水を入れて、生体を移す)で全換水となりました。
やはり、コシダカウニの1匹が吹き始めました。
ウニは下面に口があり、てっぺんの真ん中に肛門があります。その肛門を取り囲むように生殖孔があります。孔は棘皮動物なので5つ。
そこからじわじわと白いものが出ています。精子です。
慌てて隔離します。
そうしないとせっかく換水した水が白濁してしまうのです。
隔離している間にも次々と吹き始めました。
メスは出した卵をより遠くに飛ばそうとしているのでしょう。管足をリズムよくふわーふわーと閉じては広げるしぐさをするので、放卵だとすぐに気づきます。
隔離したメスの容器の水を観察してみました。
すでに水槽内に放出された精子が混入していて、受精していました。
コシダカウニは実験で多く使われるバフンウニやムラサキウニに比べて卵の透明度が高く、プルテウスも美しいのですが、まとまった数の成熟した個体の採集が難しいのと、シーズンが短いのでなかなか、理科実験で使うことはありません。
順調に卵割が進んでいます。
今年は、来週にお茶大のタコノマクラの実験があり、合わせてヒトデ、ムラサキウニも実験を予定しているので、プルテウス三昧になりそうです。
しかし、小さな容器で飼育できるのと、餌が共通なので、逆に一斉に飼育するほうがよいのかもしれません。
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コシダカウニプルテウス飼育セット
飼育してみたい方へ販売も開始しました。
飼育方法は「コシダカウニ発生2022版」をご覧ください。
お茶大のウニプロジェクトのタコノマクラにはきらら舎生物部としてご参加可能です。興味のある方は「お茶大ウニプロジェクト2022年夏」をご覧ください。
ヒトデ、ムラサキウニについても受精卵の販売を予定しています。すべてキートセラスで飼育でき(ついでにキートセラスも培養できます)、この際、いろいろな棘皮動物のウルテウス比較なんてのも面白いかもしれません。
菫青石
ルース製作業者さんから仕入れた加工前のハイランクな原石です。
写真があまりきれいに撮れなかったのでまずは5個。
残りはカフェでも販売しています。
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