数年前にネットで宮城教育大学紀要に掲載された「エダアシクラゲの放卵・放精の光条件」という題の論文をみつけました。
これを見てから、時々エダアシクラゲの放精放卵実験行っています。
生物部臨時便で届いた生体の中に、エダアシクラゲとカギノテクラゲがいました。メインがエダアシクラゲでした。エダアシクラゲは突然発生して、ヒドロ根も殖えるのですが、やがて枯れてしまいます。
今の時期に大量に出ているので、暖かくなるとクラゲ芽ができるようです。
17:30 セット
確実に日没に合わせれば18時37分なのですが、母の夕食の用意のため、1時間早めに、17時半にオスとメスを確認して、卵を持っているメスとオスをクリームケースに入れて、ココット皿をかぶせました。
20:30 受精確認
ウニに比べると卵が非常に小さいので、スライドグラス+モバイル顕微鏡ユーグレナのほうが倍率が高く鮮明な写真が撮れるは思ったのですが、クリームケースの中で飼育しながら状態の変化を観察するためには、クリームケースのまま+モバイル顕微鏡アナトミーでの撮影になりました。
卵に精子が群がっているのがわかります。
ミズクラゲはオスが水中に放った精子をメスが取り込んで保育嚢でプラヌラまで育てますが、エダアシクラゲはウニのように放精放卵なようですね。
なお、暗くしたら放精放卵したので、「暗タイプ」となります。
01:30
あまり目立った変化はありませんでした。
倍率が高いモバイル顕微鏡で撮影すれば、卵割が進んでいたのがわかったのでしょう。
06:30
泳いでいます!孵化したようです。
見た目はミズクラゲのプラヌラなどと同じ様子です。くるくる回りながら泳いでいます。
画像が荒いのは小さい上に動くため。
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