No Comments

 

虹標本・・・『鉱物のテラリウム・レシピ』『美しい実験図鑑』にも掲載しています。

また、夏休みの自由研究用に、まとめたノートはこちら  >>虹標本

 

現在はキット完成品で販売しています。

 

今回は、キットを購入された方へ、再度のフォローを書いておこうと思います。

 

1袋に4g入っています(それが2袋入っています)。

1袋に夏なら2.2ml、冬なら2.4mlの水を付属のスポイトで入れてください。多少(0.2mlくらい)多くても大丈夫です。

 

水を入れて、ビニール袋を破かないように気をつけながら揉んで、水と粉を均一に混ぜあわせていきます。最初はダマになったりしますが、あまり気にしなくて大丈夫です。

ただし、ダマが孤立しないように、最初は真ん中に集めるようにします。

一日経過するとダマは消えます(大きなダマがあった場合はもう少し時間がかかります)

 

虹標本/きらら舎

一日経過したもの。虹色も出てきています。

上の写真は袋全体に広げていますが、これを真ん中に集めるようにして揉んで混ぜ返します。

混ぜると虹色は一時的に消えますが、少し置いておくと、分子がきれいに並んで虹色を呈してきます。

ただ、まだ一日目なので気泡がたくさんありますね。

毎日、揉み返し、内部の気泡が集まっておおきな気泡になっていたら、それを袋の口を開けて押し出すことを心掛け・・・・・

この時点でびんに詰めてもいいのですが、毎日育てるとメタリックになってきます。

 

虹標本/きらら舎

揉み返したら、こんな感じで真ん中にまとめておきます。

 

写真で暖色が出ているのは、冬仕様なのに、屋上実験室が25~26℃のため。

 

メタリックになってきたら、袋の角を2~3mm切り落として、そこからしぼって壜にいれてください。

本当に少しづつです。

壜の口につくと、そこで滞留してしまうので、口をふさがないところでとめ、フタをして自然に落ちていくのを待ちます。

きらら舎では丸一日かけて少しづつ入れていきます。

 

虹標本/きらら舎

虹標本/きらら舎

 

温めると暖色に、冷やすと寒色になります。

温めすぎると白濁し、冷えすぎる(乾燥しても)と透明になります。

今まで、銀色のアルミキャップだったのですが、今回は黒キャップ。

キットに付属している小壜のキャップと同じサイズなので、銀色キャップがいい場合は取り替えてください。

 

虹標本/きらら舎

背景が黒い場合は螺旋ピッチに合わせた色に見えます。

 

虹標本/きらら舎

虹標本/きらら舎

透過光などでは補色に見えます。

 

虹標本/きらら舎

ブラックライトで青く蛍光します。



2025年2月23日更新

 

昨日2組のお客さまがカフェで虹標本を作られたので(13時と15時でもキットご購入いただくと作れます)、ここからサポート用に一緒に作って経過レポートを書いていきます。

 

水を入れて、全体にいきわたらせたら真ん中にまとめます。わかりやすいようにみなさまには4g×2袋でお渡ししていますが、1袋にまとめて(8g)います。

虹標本/きらら舎

虹標本/きらら舎

揉んで混ぜる時には上を開けて、中の空気を逃がします。

 

虹標本/きらら舎

できるだけこういう空気は逃していきます。

 

虹標本/きらら舎

このダマは明日になれば消えてきます。ただし、孤立したダマがないように、袋の真ん中にこんもり集めておきます。

 

虹標本/きらら舎

 

2025年2月24日

24時間経過しない前にダマは消滅して、現在こんな感じ。今日も再度もんで、混ぜておきます。

暖色系が出ているのは、水分量は「冬」なのに、部屋が暖かい(25~26℃)からです。

 

虹標本/きらら舎

Categories: 月光幻燈室

About the Author

かよこ さとう ()

Website: https://kirara-sha.com/

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です